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小児矯正の適切な開始時期は??歯科医師が解説!年齢別の矯正治療の方法

 

小児矯正を始めるのに最適な時期は?

 

小児矯正を始める最適な時期は、お子さんの成長段階と、治療を受けられる状態であるかどうかが大きく関わってきます。

 

 

治療が受けられる状態とは?

 

まず、治療を受ける上で重要なのは、お子さんが歯科医院の椅子に座って、お口を開けて治療を受けられる状態であることです。

一般的には、6歳から7歳頃のお子様であれば、多くの場合、治療に協力できるようになります。

 

 

骨格の成長との関係

 

一方で、骨格の成長も考慮する必要があります。

上の顎の骨の成長は、概ね11歳頃まで続きます。

そのため、小児矯正の開始時期としては、6歳から7歳頃が早めで、遅くとも10歳頃までに始めることが理想的です。

 

 

3. 年齢別の治療法とその特徴

 

お子さんの年齢によって、治療の目的や使用する装置が異なります。

 

1 幼児期(3歳~6歳):トレーニング期

 

この年齢のお子さんは、まだ歯科医院での治療に慣れていないため、トレーニングが中心となります。具体的には、

  • 唇や舌の悪い癖を矯正する: 唇を閉じる、舌を正しい位置に置くなどの運動
  • 口呼吸を改善する: 口を閉じ、鼻で呼吸する習慣をつける
  • マウスピースを用いたトレーニング: 顎の位置や舌の位置を正しい位置に誘導する

これらを通して、口腔機能の発達を促し、将来的な歯並びの改善に繋げます

 

 

2 学童期(7歳~12歳):骨格成長のコントロール期

 

この期間は、骨格の成長を積極的にコントロールする最も重要な時期です。

  • 装置の種類: ヘッドギア、フェイスマスク、咬合斜面板、リンガルアーチなど
  • 治療の目的: 顎の骨の成長を促したり、抑制したりすることで、歯並びの改善を図る

上顎が小さいお子さんには、フェイスマスクを用いて上顎の成長を促します。

逆に、上顎が大きいお子さんには、ヘッドギアを用いて上顎の成長を抑制します。

 

 

3 青年期(13歳以上):成長観察と仕上げ

 

この年齢になると、乳歯が全て永久歯に生え替わりますが、骨格の成長はまだまだ続きます

  • 治療の目的: 歯並びを綺麗に整え、骨格の成長が落ち着いた後に、必要であれば最終的な調整を行う

この期間は、歯並びの改善と、今後の骨格の成長を観察することが重要です。

 

 

 

まとめ

小児矯正は、お子さんの成長段階に合わせて、適切な治療を行うことが大切です。

早めの段階から歯科医院を受診し、専門医に相談することで、お子さんの美しい笑顔と健康な歯を守ることができます。

仙台おとなこども歯科・矯正歯科では無料の矯正相談を行なっております。

不安なことがあればお気軽にご相談ください。

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